科学機器/分析機器
非常に高い精度が求められる製品であり、バリ取りなどに刃物を使うと精度が落ちてしまう可能性があります。
そのため、特殊な工具を使い熟練職人たちが長年培ってきた感覚による手作業で、一つひとつの製品を仕上げることもある、大変デリケートな製品です。
主な使用素材
- PTFE(4フッ化エチレン樹脂)
- POM(ポリアセタール)
- PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
- PPS(特殊用途部品)
- PP(ポリプロピレン)
- HTPVC(耐熱ポリ塩化ビニール)
- MC901(ナイロン)
- MC900NC(ナイロン)
科学機器/分析機器 製品事例
こちらでは、科学機器/分析機器で用いられる様々なプラスチック加工品当社の製品事例をご紹介いたします。
製品事例1
PTFE(4フッ化エチレン樹脂)を使用し、5/100mm以内の精度で製作しております。
NC加工(NC旋盤加工)、マシニング加工を表裏に施し、さらに皿もみ(穴開け)を行い面取りでバリを取って仕上げます。
製品事例2
POM(ポリアセタール)を使用。
工程数が多く、複雑な加工が必要になります。
NC加工(NC旋盤加工)とマシニング加工を組み合わせて製作します。
製品事例3
製品事例1の改良型です。
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)を使用し、3/100mm以内の公差で仕上げ、300度の耐熱性を持つ製品です。
素材を変更することで寸法が安定し、より薄く精度も高くなった例。
製品事例4
穴の位置、バリ取りなど、非常に精度の高さが求められる加工製品です。
当社では、精度は5/100mm以内で製作しています。
精度を保つため、精密作業用の道具を使用し、手作業でバリ取りを行います。
PCTFE(3フッ化エチレン樹脂)使用。
製品事例5
PPS(特殊用途部品)を使用。
耐熱性が高く、熱変形が少ないのが特徴です。
製品事例6
HTPVC(耐熱塩化ビニール)を使用した加工部品。
製品事例7
PVC(ポリ塩化ビニール)製の工業用部品(パイプ)。
仕上げに底を接着組立加工しています。
製品事例8
MC901(ナイロン)を使用を使用した加工部品。
製品事例9
MC601STを使用した工業用のツメで、公差3/100mm以内の精密度が必要。
堅い素材のため、加工が難しくなります。
鉄では耐えられないような部分に使用されます。