PEEKについて
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)とは、スーパーエンジニアプラスチック(高機能材料)の中でも、現在もっとも世に多く出回っている素材の一つです。
耐熱性においては、塩化ビニールやポリエチレンなどの一般的な素材では60℃、UHMW-PEでは80℃くらいまでですが、PEEKは最高300℃まで耐えられる圧倒的な耐熱性を持ちます。そのたため収縮率が低く、寸法が安定するので加工しやすいという特長があり、金属などの代替材料として主に工業用に使用されます。
PEEKの特性
- 耐衝撃性、耐摩耗性に優れ、低温から高温まで広範囲の温度領域でその強度を発揮する
- 耐熱性に優れ、約300℃の高温まで耐えることができる
- 濃硫酸以外のほとんどの薬品に優れた耐薬品性を持つ
- 収縮率が少なく寸法が安定する
PEEKの使用事例
ガス、化学薬品、溶剤、工業材料・素材、食品製造ライン、分析装置、半導体・液晶、高温・高圧力でのシール材、パッキン など
※ここに挙げている使用事例はごく一部です。これ以外の部分に使用したい、使用できるのかどうか、などのご相談も承りますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。