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使用素材について
当社では、一般的な汎用プラスチック(樹脂)素材から、特殊用途のスーパーエンジニアプラスチックに至るまで、さまざまな樹脂を使用した精密部品加工を行っています。
また、
これまで培ってきた加工技術、経験を、新しく開発される高機能樹脂素材においても積極的に取り入れ、日々新たなノウハウを蓄積。通常、加工が難しく、他社では安定した品質が望めない素材でも、当社ではご希望の高品質にお応えすることができます。
主な使用素材
プラスチック 材料名 |
材料記号 | 特徴 | 事例 |
---|---|---|---|
4フッ化エチレン樹脂 | PTFE | 耐熱性、耐薬品、耐摩耗に優れた、 フッ素系プラスチック。「テフロン」などの商品名で有名な材料です。 |
・センサー部品 ・半導体部品 ・科学機器/分析機器 ・マシニング加工 |
ポリ塩化ビニール | PVC | 通称塩ビとよばれ、プラスチック加工の材料においては、最も一般的な材料です。 | ・センサー部品 ・液晶洗浄装置部品 ・科学機器/分析機器 ・接着組立加工 |
ポリカーボネイト | PC | 通称-ポリカとよばれ、引張りや圧縮に強く、耐衝撃性に優れた素材です。 耐熱性、耐寒性も良好で、−100〜120℃まで機械特性を維持します。 |
・センサー部品 |
超高分子量 ポリエチレン |
UHMW-PE (UP) |
従来の高密度ポリエチレンの分子量は5万〜50万程度ですが、UPの場合平均分子量は、550万以上あります。 そのため従来では不可能だった様々な工業分野への活用が可能な、新しい高級素材です。 |
・半導体部品 |
ポリアセタール | POM | 耐摩耗性・耐衝撃性 低摩擦係数・自己潤滑性・耐薬品性・低温特性などで優れた特性を発揮します。 | ・液晶洗浄装置部品 ・科学機器/分析機器 |
ポリプロピレン | PP | ポリエチレンに似た外見ですが、 汎用プラスチック中では最も軽い素材。 硬質で 耐引っ張り強度、耐折り曲げ強度、耐熱性(110℃位)、絶縁性、耐薬品性に優れます。 |
・半導体部品 ・NC加工 |
ポリエーテル エーテルケトン |
PEEK | 融点が373℃で、260℃での連続使用に耐え、最も耐熱性に優れる素材です。難燃性で、耐薬品性、耐熱水性、摩耗特性にも優れ、 放射線にも強く、熱可塑性の高性能エンジニアプラスチックの中でも、最上級の総合的特性を持つ、新しい高級素材です。 |
・液晶洗浄装置部品 |
ポリフェニレン・ サルファイド |
PPS | 難燃性で、非粘着性の素材です。 耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性に優れます。 強度もあり、機械、電気などの部品に用いられ、ポリフェニレンスルフィドとも呼ばれます。 |
・科学機器/分析機器 |
耐熱 ポリ塩化ビニール |
HTPVC | 耐熱性、難燃性、電気絶縁性を強化した、特殊用途用のPVCです。 PVS本来の打抜き、折曲げ加工適性、にも優れます。 |
・科学機器/分析機器 |
モノキャストナイロン | MC901/ MC900NC |
一般にMCナイロンと呼び、従来のナイロンの特性を向上させたものです。およそ110℃での連続使用に耐え、 耐薬品性、機械的強度、耐久性、耐摩耗性、自己潤滑性があり、 滑り性能に優れるので、車両、歯車、ギヤ、軸受けなどの部品に広く用いられています。 |
・科学機器/分析機器 |
汎用プラスチック
(汎用樹脂)ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン系樹脂、メタクリル酸樹脂などをいい、広く工業用から日用品雑貨などに用いられています。価格が安く、比較的加工がしやすい熱可塑性プラスチック素材です。
エンジニアプラスチック
通称エンプラと呼び、高機能樹脂、高分子樹脂を指し、引張強度50MPa以上、耐衝撃性50J/m以上、荷重たわみ温度が100℃以上で、耐薬品、耐難燃、耐候性などに優れているプラスチックです。 素材特性に応じて、汎用エンプラ、スーパーエンプラなどと呼ばれ、コストのかかる金属やセラミックなどの代替素材として注目されています。 汎用エンプラでは、PA、POM、PC、PBT(PET)、変性PPEがあり、スーパーエンプラでは、PPS、PAR、PEI、PSF、PES、PEK、PEEK、PI、PAIなどが知られています。